日印産連が、設立３０周年記念で「印刷用語集」をWebで公開。

一般社団法人日本印刷産業連合会（会長　稲木歳明　以下日印産連）は、従来、書籍として発行していた「印刷用語集」を大幅に改訂し、６月２９日より日印産連のオフィシャルホームページ上で公開します。（URL：http://www.jfpi.or.jp/webyogo/）
日印産連は、本年設立30周年を迎え、印刷産業のさらなる発展をめざすためのグランドデザインを発表しました。これは、印刷産業の社会的責任をより高いレベルで果たしていくことで社会の発展に貢献していこうというものですが、それとともに顧客や社会、生活者へのコミュニケーションを深め、より多くの方から「印刷」および「印刷産業」の理解を深めていただき、これまで以上に信頼される産業となることを目指しています。今回、印刷用語集の改訂版を一般にWeb公開するのもこの一環で、印刷物そのものにはなじみがありながら、聞きなれない専門用語も多い印刷用語をわかりやすく解説しています。これにより、印刷や印刷物などに興味のある一般の方や印刷物を発注するご担当者などが必要となる情報を、より的確にお伝えしていくことを目指しています。
今回の改訂にあたっては、2013年度より日印産連の中に編集・刊行委員会を立ち上げ、2002年に書籍で編纂・刊行した『現場で役立つ印刷用語集』をベースに、近年普及が進んでいるデジタル印刷機に関する用語の追加などを含め、日印産連の会員１０団体（*1）の協力で用語の見直しや標準化を進めました。さらに「印刷教育研究会」（*2）の協力も得て、初版編纂以降の印刷業界の環境変化に対応した用語の入れ替えや解説の更新もおこないました。
Web公開にあたっては、グーグル検索機能を搭載し、従来からの50音検索に加えてカテゴリー検索機能の整備や、解説文中で使用されている用語へのジャンプ機能を用意しています。また、言葉による解説だけでなく、写真や動画などを多く載せていくことで、印刷にあまり詳しくない方から、プロに至るまで、印刷に対しての正しい情報をわかりやすく入手していただくことができることを目指しています。
公開にあたっての用語の登録数は約3000語ですが、Web公開していることから、業界動向、市場動向、技術の趨勢を見ながら、適宜、用語や図表、動画などを追加していくことにしています。また、関連業界（団体）や許諾を得た個別企業（印刷、用紙、素材、ＩＴ系など）のサイトと用語との間で相互にリンクを貼ることにより、ユーザーの要望に応えていくことも検討していきます。このため、日印産連の中に外部専門家も含めた「印刷用語改訂委員会」を設け、公開後の新語追加や、用語の改訂、さらにカテゴリー分類の見直し等の対応を継続して進めていきます。

連絡先　:　一般社団法人　日本印刷産業連合会
広報部長　石橋邦夫　　技術推進部長　北嶋信幸
電話　：０３−３５５３−６０５１（代表）　e-mail：info@jfpi.or.jp

当連合会ホームページの「関係官公庁・関連団体リンク集の一般社団法人日本印刷産業連合会」から、この印刷用語集のWeb公開が閲覧できます。ご利用下さい。

【資料】

●日印産連について
一般社団法人 日本印刷産業連合会
設立：昭和60年（1985年）6月3日
会長：稲木歳明
〒104-0041 東京都中央区新富1丁目16番8号
Webサイト　http://www.jfpi.or.jp

（*1）：会員10団体

印刷工業会、全日本印刷工業組合連合会、日本フォーム印刷工業連合会
一社）日本グラフィックサービス工業会、全日本製本工業組合連合会、
日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会、
全日本シール印刷協同組合連合会、全国グラビア協同組合連合会、
全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会、
全日本光沢化工紙協同組合連合会

（*2）：印刷教育研究会
　印刷教育の振興と優秀な人材の確保を図るための討論の場として、全国の印刷教育者の手で昭和60年9月29日に設立され、将来の印刷産業を担う人材の育成のため、講演会・研究会・印刷関
連業界との交流・機関誌の発行など活発な事業活動を展開している。
日印産連が2002年に書籍で編纂・刊行し、今回のweb版用語集の母体となった『現場で役立つ印刷用語集』にも、多大な協力をしている。

問い合わせ　：印刷教育研究会ホームページ　お問い合わせフォームにてお願いします。
Webサイト：http://graphic-edu.sakura.ne.jp/2014/
TEL 03-3814-8755
（東京都立工芸高等学校内　グラフィックアーツ科　担当　大澤）
※受付時間 9:00〜17:00（月〜金）
（電話による問い合わせは緊急時のみにお願いします。）