2016年 新年のご挨拶
2016.01.04
新年明けましておめでとうございます。旧年中は当連合会に格別なるご支援、ご協力を賜りました事厚く御礼申し上げます。
2016年(平成28年)の年頭にあたりご挨拶を申しあげます。
さて昨年11月発表の内閣府月例経済報告によると、現状の景気にこのところ一部に弱さも見られるが緩やかな回復基調が続いているという判断を行い、消費者物価は緩やかに上昇、先行きは雇用・所得環境の改善傾向が続く中、各種政策の効果から緩やかな回復に向かうことが期待されていると発表がありました。
しかし、我々中小企業においては、先の基調判断のとおり回復基調という兆しは余りなく実感は乏しくいまだ慎重な経営を強いられているのが現状です。
このような中、当連合会や傘下の各協同組合では「各種勉強会の開催」や「イベントの開催」などを着実に実践しながら「組合員の減少」に歯止めをかけるべく活動を行い「魅力ある組合造り」にむけて取り組んでいます。
連合会においては、「第25回シールラベルコンテスト」の実施「第27回世界ラベルコンテスト」への出展「第57回年次大会・大阪大会」等の事業を成功裡に実践致しています。これらの事業から「情報の共有化」「組合員企業間の連携強化」も芽生え、JS青年部をはじめとした若手経営者の活動が積極的に行われる環境が整いつつあります。
8月には大阪で技術伝承を後継に伝えていくための実機によるセミナーを開催して、その模様をDVDに収録して「第2回技術伝承セミナーの記録資料」として頒布を始めました。このDVDを使いながら今後別途にセミナーを各協同組合単位で行い「技術伝承のひとつが成し遂げる」ことに期待しています。
また11月には東京で2日間にわたり座学セミナー、実機によるセミナーを開催して8月の大阪でのセミナーと合わせて昨年に続く「技術伝承セミナーPart2」をそれぞれ開催しました。
さて、平成28年度は前小宮山会長から引き継いだ「会長」に就任して2年目を迎えます。会長職に就き1年が過ぎようとしていますが徐々に年間のスケジュールも把握しながら、私なりのスタンスも出しつつ今置かれているこの業界をもっと良くしていけるような施策や運営に尽力したいと考えています。そのためには傘下の会員の皆さまのご意見やご要望も承りながら、それぞれの協同組合での行事を積極的に進めて頂き、個々の協同組合では成し遂げられない施策等は連合会で補完していければと私は考えています。
具体的には、「シールラベルコンテスト」「年次大会」「技術伝承セミナー」などを引き続き継続しながら組合員の活性化と新たな組合員の発掘を視野に入れた活動をしてまいります。
また、デジタル印刷の今後の対応についても今後必ずデジタルの時代が来るものと思われるので更に「デジタル機のセミナーや勉強会」を通じて日本にマッチしたノウハウの確立をしていきたいと考えておりこちらについてもセミナーを活発に実施してまいります。
このように、今年も所定のイベントを着実に実施しながら連合会活動を活性化してまいりますので、どうか相変わらぬご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。皆様方と一緒に今年も1年間頑張っていこうではありませんか。
最後になりましたが、皆様方のご繁栄とご健勝を祈念致しまして新年のご挨拶とさせていただきます。
全日本シール印刷協同組合連合会
会長 田中 浩一
会長 田中 浩一