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「第28回シールラベルコンテストラベル」結果発表

2018.7.30

2018年第28回シールラベルコンテストの結果発表並びに表彰式が7月27日(金曜日)第60回年次大会・IGAS大会(東京都江東区)の式典の中で行われた。
同コンテストには傘下の組合員、会友の内、49社94作品の応募があった。(前回は55社93作品)
第1次審査並びに第2次審査を経て、経済産業大臣賞1点、経済産業省商務情報政策局局長賞3点、一社日本印刷産業連合会会長賞3点、全日本シール印刷協賛会会長賞2点、全日本シール印刷協同組合連合会会長賞7点、技術特許委員会賞1点、優秀賞13点が決定した。
最高賞の経済産業大臣賞には潟Vモクニのレタープレス部門の作品が受賞し、同社は3年ぶり2回目の受賞となった。
コンテスト結果表、応募一覧表、講評、主な作品のデータはそれぞれ次のとおり。

第28回シールラベルコンテスト応募状況(確定版)

応募社数 49社(55社) 作品数 94作品(93作品)
自由課題 41作品(34作品) 規定課題 53作品(59作品)
平圧20作品(27作品)
輪転33作品(32作品)
北海道 2社6作品 東海北陸 3社4作品
東北 3社8作品 京都 4社9作品
正札 12社27作品 大阪 14社21作品
ラベル 3社4作品 九州 7社13作品
神奈川 1社2作品    

(  )は昨年値

北海道協組:款モクニ、北海シーリング
東北協組:棺トー、精英堂印刷梶A進和ラベル印刷
正札協組:棺トー、三協シール印刷梶A愛媛紙販鞄結梹x店、棺ンメック東京支店、澗カラ、サトーインプレス梶Aシーベル産業梶A澗カヨシ、大輪印刷梶A蒲F功社、且R梨シール印刷、兜s二レーベル
ラベル協組:棺ンメック、鞄本ラベル、旧英堂シール印刷
神奈川協組:旧[佑社
東海北陸協組:且O共シール、鞄本管理ラベル飯田工場、フジマーク
京都協組:椛蜥ホシール印刷、葛椏sシールレーベル、巨シ野シール、恭ートレーベル印刷
大阪協組:カンサイタカラ印刷梶Aアサヒラベル梶A滑ロ紀印刷、橋ムユープリント、西田印刷所、ミラクル工業梶A汗イホウ、谷口シール印刷梶Aワンマーケティング梶A三光産業梶A幹ンパムシール、褐b比須堂印刷、間カグループ、肝゚ライム・ハラ
九州協組:滑ロ信、葛繽Bクラフト工業、兜珠印刷、萬誠社印刷梶A元屋印刷梶A棺ニー・シーリング、拒蜿ケ印刷所

第28回シールラベルコンテスト講評一覧

経済産業大臣賞 作品209 レタープレス

焼酎の10周年記念ボトル用ラベルです。こちらの作品は1次審査2次審査ともトップ評価で、他の作品と並べてみた時にも一際目を引くデザインでした。箔押しの風合いを素材とニスのツヤで出し、箔押しよりインパクトのある表現を出しているのもポイントです。厳密にルーペで確認すると若干の検討ずれは見受けられましたが、それ以上にオフセット並みのグラデーション再現性やインキの盛り具合など、オペレーターさんの力量もとても高く感じました。デザインセンスも含めて10周年記念を飾るにふさわしいラベルを作られ、経済産業大臣賞を受賞するにふさわしい作品であると思います。

経済産業省 商務情報政策局長賞 作品207 レタープレス

北海道150周年をアピールしたロールケーキ用のラベルです。デザインはスッキリした雰囲気ながらニスによる文様効果と箔のチェンジングで特別感を出しています。ルーペチェックするとややマージナルなど見受けられますが、小さい文字のかけ合わせも綺麗に出ていて問題の無いレベルです。購買意欲をそそるラベルに仕上がっていると思います。

経済産業省 商務情報政策局長賞 作品410 複合(レタープレス+ホットスタンプ)

山形牛の贈答用化粧箱のラベルです。お肉のうま味が伝わってくると評判になりました。 見当が合致しているのもそうですが、お肉の赤みの再現に苦労されたのが伝わってきます。箔押しは印圧がかかりすぎることなく、とてもスッキリと仕上がっていて好印象です。ニスの使い方もシンプルで良い雰囲気を出しています。

経済産業省 商務情報政策局長賞 作品405 複合(オフセット+ホットスタンプ)

純米大吟醸酒のラベルです。繊細なオフセット印刷と箔押しとエンボス加工によってとても重厚感のある仕上がりになっています。筆文字部分には黒箔も使い濃度を出しつつ、エンボス加工で浮き出すことによってとてもインパクトがあります。金箔部分も細かいところまでスッキリと出しており、商品棚に置いてあったら思わず手に取ってしまうようなラベルだと思います。

規定課題(平圧)講評

今年の課題は平圧機ならではの加工をという事で、エンボスデボス加工をデザインに盛り込んでみました。金消しホイル紙に赤ベタ+スミ(網点有り)の重ね刷りがあり、複合要素も盛り込んでみましたのでなかなか手ごたえを感じることが出来たかと思います。採点をしていて各作品を手にしてみても、普段よりやり慣れている方とそうでない方とで随分と仕上がりが違ったようにも見受けられました。そのような状況でしたが上位作品はどれも甲乙付け難く、最後はエンボスデボスの出方のバランスやスミ網の出方などで細かい採点をする事となり審査員も皆熟考しておりました。これを機に平圧機ならではの加工によるシールの付加価値アップにつなげられるようなご提案を顧客に出来るようになればと思います。

規定課題(輪転)講評

今回は透明PETに白+3色(CMY)でのカラー印刷をご提案しました。4色機しかお持ちでない方でも透明に白+カラー印刷が出来るという事の再認識になった事と思います。まず初めにオフセット印刷サンプルが提示し直しになった経緯に関してご説明します。DTPの段階でバージョンの異なるイラストレータデータのやり取りをしてしまったことにより、文字部分などにジャギーが出るような状況になってしまいました。これを製版・印刷時や納品前に気付けば良かったのですが、納期が迫っていたこともありそのまま配布してしまいました。普段のお仕事をされている中でもこういったトラブルに遭われる方も少なくないかと思いますが、このタイミングでこういうミスを出してしまったのは誠にお恥ずかしい限りです。申し訳ございませんでした。さて採点ですが、見当はもちろん色味はオフセットサンプルに併せなければなりません。上位入賞できない作品には見当は合ってるけど色味がちょっと違うという物もいくつか見受けられました。材料の使用量も意識しながら良い精度の物を作り出せるよう、普段から気を付けていけると良いと思います。最近は刷版の仕上がりもとてもいいものが多くなり、これからもAMFMスクリーンの使い分けやスクリーン角度の修正も肝になってくるかもしれません。

自由課題講評

自由課題は各社最高技術の物を提出されているだけあって、毎回とても見応えもあり楽しくもあります。今回改めて感じたのは、オフセット印刷でなくとも凸版輪転機で皆さんそのクォリティを出せる領域に来ているという事です。今回の経産大臣賞も凸輪機による印刷ですし、オフセットならではのとても細かい文字などが無ければオフセット印刷を凌駕するような凸版印刷がとても多くなりました。箔押しやエンボスなどの加工や貼り合わせ加工なども駆使してより高付加価値なラベル作成が出来ると、商品に対してより訴求力を高められるのではないかと思います。デジタル部門では特殊素材に対する印刷も近年増えてきましたが、デジタルならではの可変情報印刷にはこだわらない流れもだいぶ増えてきたと思います。コンテストでは採点基準なども見直す段階に来ているのかもしれません。その他部門は毎回新鮮な提案がありますが、今回は平面印刷を立体的に見せる工夫などもあり、審査員は皆目を丸くして見入っておりました。ロールto ロールの加工機の特色を最大限に生かして今お使いの機械の能力を100%以上引き出せるように、皆さんの知恵と工夫でより邁進していかれますよう期待しております。







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